カタログAbout

和鞭Reina

◆日本の文化との融合 和鞭 ‘ 麗奈・Reina ’

四季のはっきりした日本では、春夏秋冬それぞれの気候による素晴らしい景色や美しい草花を着物
の柄や和菓子などで表現し楽しむことができます。それを「ムチを使って表現したい。」と考え、ムチという文化の残らなかった日本で日本文化を愛する麗奈の手から生まれたムチ、それが和鞭‘麗奈・Reina’シリーズです。

◆職人の想い・技

和のムチを作るということで、日本の文化を、そして文化を支えた道具達を見つめなおしました。そして音速を超え空気を切り裂くムチの持つ緊張感やシャープなイメージと日本刀に不思議な共通項を見出し、日本刀の魅力を取り入れることを考え、ムチの重要な部分である「ハンドル」、日本刀で言う「柄」に注目しました。「柄」は独特な美しさを持つ「柄巻き」という巻き(編み)方が幾種類もあり、その巻きによって手にしっくりと馴染むという、機能と芸術性を兼ね備えています。この日本刀の「柄」の機能と芸術性をムチのグリップに応用し、工夫を重ねた物が‘麗奈・Reina’の大きな特徴です。

◆構造上の特徴

‘麗奈・Reina’は、ブルウィップに近い構造を持っていますがムチ本体とハンドルが一体の革で編まれているのではなく、革で編まれた本体部分と組み紐で編まれたハンドル部分に分かれ、日本刀と同じような構造を持ちます

 

グリップ(柄)
グリップ(柄)
ムチのハンドル用に工夫された独自の巻き方と従来の革ではなく組み紐によって、仕上げられています。
組み紐は実際に兜や刀の柄に使用するものと同じ「綾竹」という伸びない編み方の技法で編まれた17打の平紐を使用

キーパー(縁金)

ハンドルエンド(柄頭)

キーパー(縁金)・ハンドルエンド(柄頭)

従来キーパー部分は革の編みによって構成されますが
‘麗奈・Reina’ではアルミを使用しています。

 

初期モデルではステンレスを使用しましたが、

ステンレスをキーパー部分にもってきてしまうとステンレスが非常重いため、ムチ本来のバランスが崩れてしまい腕や手首に負担のかかるものになってしまうので軽量なアルミを使用しています。

◆和鞭 ‘ 麗奈 ’ 作品

麗奈・Reina ~静~ Shizuka

麗奈・Reina ~静~ Shizuka麗奈・Reina ~静~ Shizuka

麗奈・Reina ~静~ Shizuka

最初に作ったオリジナルの静のカラーはガーネット色の組み紐にボルドーの革を採用しました。
組み紐はオリジナルのガーネット色、枯茶色、黒を使用した3つのバージョンがあります。

麗奈・Reina ~芝桜~ Shibazakura

麗奈・Reina ~芝桜~ Shibazakura麗奈・Reina ~芝桜~ Shibazakura

麗奈・Reina ~芝桜~ Shibazakura

芝桜の花弁のような浅紫色の組み紐に紫紺色の革と薄葡萄色の2色の革を合わせました。

麗奈・Reina ~藤紫~ Fujimurasaki

麗奈・Reina ~藤紫~ Fujimurasaki麗奈・Reina ~藤紫~ Fujimurasaki

麗奈・Reina ~藤紫~ Fujimurasaki

藤紫色の組み紐に深紫色の革と薄葡萄色の2色の革を合わせました。

麗奈・Reina ~黒椿~ Kurotsubaki

麗奈・Reina ~黒椿~ Kurotsubaki麗奈・Reina ~黒椿~ Kurotsubaki

麗奈・Reina ~黒椿~ Kurotsubaki

漆黒の組み紐の下には椿の花弁を思わせるような深紅を合わせ濡羽色の革一色で編みあげました。

麗奈・Reina ~藍月~ Aiduki

麗奈・Reina ~藍月~ Aiduki麗奈・Reina ~藍月~ Aiduki

麗奈・Reina ~藍月~ Aiduki

濃青色の組み紐に鉄紺色の革と濡羽色の2色の革を使用。

~春には桜を愛で、夏には青草の香りに酔い
紅葉の深緋に心奪われた秋のあとに純白の雪が降り積もる。

そうして過ごす一年の記憶の中に
この‘麗奈・Reina’が一緒にあったら素敵かな?

 

春の訪れの頃は桜色のムチ、暑い夏の日の青空色のムチ、
黒鳶の柄ムチを手に蜩の声を聞き、白銀の中、映える椿色のムチ…。

 

→その他の作品はこちら

 

ご注文・お問い合わせはこちらから